大島丸Oshimamaru

「大島丸」は東京都立大島海洋国際高等学校が所有する、令和2年2月に竣工した新しい実習船です。 「海に学び、未来を拓く。」という学校のコンセプトのもと、各学年の生徒が操船実習や海洋観測等の航海実習を行います。

この素晴らしい実習船を、全国でも初となる民間企業として運航させていただくにあたり、乗組員は海洋調査船の運航実績に加えて、実習船の乗組員を経験した者の経験や知識を融合させたプログラム構成としています。

生徒のみなさんは、慣れない船上生活で大変な場面もあると思います。 しかし「船員としての心構えや積極的に勉強した方が良いことなどが分かった。 自分の将来が具体的にイメージできた」などといった声を聞き、体験を重視した海洋教育の最前線として学校や生徒が必要とする乗船教育の場に少しでも役立つ意義を感じています。

「ひとりでも多くの生徒が笑顔で下船できるように」という目標のもと、これからも安全で楽しい実習航海に向けて全社で取り組んでいきます。

大島丸

駆逐艦蕨(わらび)調査Research The Destroyer Warabi

2021年夏、合同研究チームの一員として戦時中に日本海で沈没した駆逐艦「蕨(わらび)」の調査プロジェクトに参加しました。この合同研究チームは、大学や民間企業の有志により構成され、「世界中の水中文化遺産の記録と保護」を目指し、水中戦争遺跡の調査にも取り組んでいます。

当社は、これまで培ってきた水中機器のノウハウを活かし、水中ドローン(小型ROV)のオペレーションや技術支援によって、94年間行方不明であった船体の発見、3Dモデル作成に必要なデータ採取に貢献しました。

未だ、戦時中に沈没した戦艦は水中にいくつも存在しています。それらを遺産として記録し、未来に伝えていくこと。これも海を通じて平和を考える、ひとつの海洋教育につながると考え、これからも当社技術力を発揮していきます。

小型ROVのセットアップ
オペレーションの全体指揮
駆逐艦「蕨」発見
駆逐艦「蕨」の3Dモデル

KOBEC業務Kobe Ocean-bottom Exploration Center

クロスアポイントメント制度という枠組みのなかで私たちは国立大学法人神戸大学の教育・研究活動に携わっています。 私たちの活動内容は主に研究航海と実習授業の担当教員として本学学生とともに研究活動に勤しんでいます。 研究航海では約2週間の航海を毎年2回、主に反射法地震探査(MCS)、海底地形調査、地磁気調査などを行っています。 教員と学生が500トン未満の小さな船上で試行錯誤を繰り返しながら観測データ取得に努めています。 また、実習授業では大阪湾をターゲットにMCS、CTD観測、採泥を通して海洋観測を1泊2日の航海で体験してもらい、後日の演習授業で観測データから大阪湾の海底構造を理解する手法を学習し、その結果を学生自身に考察してもらっています。

これら研究・実習航海に参加する学生は船に乗ることすら初めてという人が大半ですが、“地球を観測する”というダイナミックな海洋観測体験を通じて固体地球科学の世界に少しでも興味・関心を抱くきっかけになればと思い、これまでに観測技術員として培ってきた知識と経験をフルに活用して全力で取り組んでいます。

※「クロスアポイントメント制度」とは研究者などが大学・公的研究機関・民間企業といった組織と雇用契約関係を結び、各機関の責任の下で業務や研究開発に従事できるようにする制度です。

KOBEC(神戸大学海洋底探査センター)

2021年10月実習風景 その1
2021年10月実習風景 その2
深江丸全景
2020年10月実習風景 その1
2020年10月実習風景 その2

マイ・タウン・ティーチャーMy Town Teacher

横須賀市では、学校現場だけで担ってきた子どもたちの教育に、地域企業の力を借りて、「未来のよこすかを担う人材に育ってほしい」という願いで取り組まれている「よこすかキャリア教育推進事業」が行われています。 その趣旨に賛同し、横須賀の地元中学校に「マイ・タウン・ティーチャー」として様々な部署から社員を派遣し、仕事を紹介することで、子どもたちに職場を体験してもらうとともに、社員と生徒がディスカッションすることで、仕事への理解を深めてもらえるよう取り組んでいます。

授業の様子